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【産経抄】条約より国民情緒 文在寅大統領は弁護士出身だが、順法精神とは無縁らしい 5月13日

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【産経抄】
条約より国民情緒 文在寅大統領は弁護士出身だが、順法精神とは無縁らしい 5月13日

 またぞろ、国民感情が実定法や国際条約に優越する「国民情緒法」の発動か。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日の安倍晋三首相との電話会談で、慰安婦問題をめぐる日韓合意についてこう言い放った。「国民の大多数が、心情的に合意を受け入れられないのが現実だ」。

 ▼文氏はもともと日韓合意の再交渉を主張しており、予想された反応ではある。とはいえ、自国民の感情を、どうして他国が無条件に尊重すると思い込めるのか。それが国と国との公の約束より重いという発想は、どこから来るのか。

 ▼中国・戦国時代の韓非子は、指導者が最も国を危うくする政治手法についてこう記した。「第一は、規則があるのにその中で勝手な裁量をすること。第二は、法規をはみ出してその外で勝手な裁断を下すこと」。韓国の国際的信用は低下する一方となろう。

 ▼韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像は、公館の威厳を定めるウィーン条約違反である。ところが文氏は今年1月にそこを訪れ、「像が寂しがらないように、ともに関心を持っていこう」と呼びかけた。弁護士出身だが、順法精神とは無縁らしい。

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