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【主張】正男氏裁判延期 すべての証拠を開示せよ

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【主張】
正男氏裁判延期 すべての証拠を開示せよ

 ティラーソン米国務長官は、北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定することを検討中だと明らかにした。米下院はすでに再指定を求める超党派の法案を可決している。

 再指定の検討は、金正恩・朝鮮労働党委員長の兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件を受けて始まった。

 一方でマレーシアでは、事件の裁判手続きが滞り、延期されている。延期の理由は検察側の書類不備によるもので、殺人罪で起訴された女2人の弁護側が証拠物の提示を求めたのに対し、検察側がこれを拒否しているのだという。

 独裁者の兄が他国で毒殺されたという特異な事件を、米国をはじめとする国際社会が公正に検証できるよう、すべての証拠は公判廷で開示されることが望ましい。

 ベトナム国籍とインドネシア国籍の女が殺人の実行犯として起訴されているが、マレーシア政府はすでに正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し、北朝鮮国籍の容疑者らも帰国させた。このままでは実行犯2人の責任のみ問われ、事件の真相が闇に葬られかねない。

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