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【日曜に書く】熊本、釜石 それぞれの春 論説委員・佐野慎輔

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【日曜に書く】
熊本、釜石 それぞれの春 論説委員・佐野慎輔

 白煙をあげる熊本城。一瞬、何が起きていたのかわからず、テレビに見入ったときから、もう1年の月日がたつ。

交流する子供たち

 「がれきの撤去が進み、空き地が目立つようになりました。でも、復旧はこれからです」

 熊本で災害復興支援にあたる日本財団熊本本部の梅谷佳明センター長は現状をそう語る。被災された方々には、「やっと1年」「まだ1年」だろうか。

 この春、熊本県の小学生19人が岩手県釜石市の小学生12人とともに台湾を訪問、現地の子供たちとラグビー交流した。

 「東日本大震災で辛(つら)い経験をした子供たちを励ましたい」

 大震災翌年の2012年、台湾在住の日本人でつくるラグビー同好会「FIVE WOODS」のメンバーが、元ラグビー日本代表で「子どもスポーツ国際交流協会」代表を務める向山昌利さんと相談、交流事業を始めた。14年にも実施し、今年が3回目。これまでは釜石の小学生を対象にしていたが、熊本地震で被災した子供たちも一緒に交流しようとなった。

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