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【イタリア便り】女性比率は何%?

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【イタリア便り】
女性比率は何%?

 イタリアも日本と同様に女性の社会進出が定着しておらず、大企業での女性執行役員は全体の10%を大きく下回っている。このため、国家試験を通って男性と同じ権限が持てる職業に就く女性が多くなっている。

 特に医療の世界では、医師全体の36・5%が女性で、40歳以下ではこの比率が63%にも跳ね上がる。これと同じように女性の比率が多くなっているのは弁護士で、40歳以下の弁護士の55%が女性だ。今後この比率はますます高くなると予想されている。

 弁護士試験より難しい国家試験がある検事や判事の分野でも、1965年には女性は僅か1%以下であったが、現在では40%を占めている。ただ、マフィアによる殺人など刑事事件の多い地域には女性の配置は少ないようだ。

 大学関係も女性の進出が著しい。教鞭(きょうべん)をとったり、研究に従事したりする女性は40%以上におよぶ。今後さらに上昇することは確実だ。

 以上のような職業と同列に論じることはできないが、昔と比べ女性が増えたのは市長と町長だ。30年前はわずか145人だったのが、現在は1007人と約7倍に増えている。

 今に職業によって男性と女性が区別される時代が来るような気がしないでもない。(坂本鉄男)

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