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【佐藤優の世界裏舞台】南スーダン撤退の裏に高度な情報活動 宗教絡む情勢悪化を分析か

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【佐藤優の世界裏舞台】
南スーダン撤退の裏に高度な情報活動 宗教絡む情勢悪化を分析か

 日本政府のインテリジェンス能力が高いことを示す出来事があった。10日に政府は首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊の施設部隊を撤収させる方針を決めた。実際の撤収は5月末で、その後も南スーダンPKO本部への自衛隊員の派遣は継続する。

 NSC終了後、安倍晋三首相は記者団に撤収方針について説明した中で「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える中、自衛隊が担当しているジュバ(首都)の施設整備は一定の区切りをつけることができる」と説明した。安倍首相は「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える中」と婉曲(えんきょく)な表現ではあるが、南スーダンをめぐる情勢の変化が自衛隊施設部隊を撤収する原因であると認めている。

 「産経新聞」の大内清中東支局長は、南スーダンの情勢が今後、一層悪化するという見方を紹介している。

 〈日本政府がPKOからの撤収を決めた南スーダンでは、キール大統領派とマシャール元第1副大統領派との対立が続き、政治的・軍事的に極めて流動的な状況にある。今月には、国軍の元幹部がキール氏の退陣を求めて新たな武装勢力を結成するなど、さらなる不安定化も懸念されている。

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