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【宮家邦彦のWorld Watch】家中の機器をネットにつなぐなんて時代遅れだ! 戦慄のサイバー攻撃にIoTは進歩か脅威か

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【宮家邦彦のWorld Watch】
家中の機器をネットにつなぐなんて時代遅れだ! 戦慄のサイバー攻撃にIoTは進歩か脅威か

米上下両院合同会議で施政方針演説を行うトランプ大統領。ツイッター好きで知られるが、サイバー攻撃への備えは大丈夫?=2月28日(AP) 米上下両院合同会議で施政方針演説を行うトランプ大統領。ツイッター好きで知られるが、サイバー攻撃への備えは大丈夫?=2月28日(AP)

 ●イランや北朝鮮も米国の死活的に重要なインフラに壊滅的な被害を及ぼすサイバー攻撃能力を拡充しつつある。

 ●その他の諸国や非国家集団も米国に対する継続的サイバー攻撃・侵入能力を持ちつつある。

 以上に鑑み報告書は国防総省に攻撃者に応じたサイバー抑止能力を開発し、敵に耐え難いコストを課す攻撃能力を持たせるよう提言する。

 米国の基本インフラや軍事能力はインターネットなしにもはや機能しない。だからこそ米国はサイバー攻撃に脆弱(ぜいじゃく)となりつつあるのだ。ここで国家を家庭に、基本インフラを家電に置き換えれば、筆者がIoTに懐疑的である理由が分かるだろう。だが、話はこれで終わらない。

 同報告書公表から1週間後の3月7日、内部告発サイト「ウィキリークス」が米中央情報局(CIA)のハッキング技術に関する極秘資料の一部を公開した。今回漏洩(ろうえい)したのはCIAがスマホなどの機器に侵入しひそかに情報を盗み取る技術を含む8761件、CIAサイバー機密情報センターから流出した資料の一部だという。3月7日といえば、側近とロシア情報機関との「接触」報道に激怒したトランプ氏が「オバマ大統領はトランプタワーの電話盗聴を命じた」とツイートして大騒ぎになった直後のこと。当然ながらさまざまな臆測が流れた。

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