産経ニュース

【主張】朴大統領罷免 危機回避へ冷静さ回復を

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
朴大統領罷免 危機回避へ冷静さ回復を

 韓国の憲法裁判所が、職務停止中だった朴槿恵大統領の罷免を決定した。朴氏は即時失職し、60日以内に大統領選が実施される。

 昨年秋、朴氏知人の国政介入事件が明るみに出て以降、韓国は指導者を失い、政治の停滞が続いてきた。罷免を受け、朴氏の支持者らが機動隊と衝突し、多数の死傷者が出るなどなお混乱は収まらない。

 政府も国民も、国家の立て直しへ冷静さを取り戻してほしい。これ以上の政治の遅滞が許されない状況にこそ目を向けるときだ。

 北朝鮮は弾道ミサイルの発射を繰り返し、核戦力の脅威は日増しに高まっている。VXを使った金正男氏暗殺事件は、金正恩政権の異常性を一層際立たせた。

 韓国が正常な機能を失っていることが、危機をより大きくしていることも否定しがたい。

 岸田文雄外相は「韓国とは北朝鮮問題で連携が不可欠だ。新政権とさまざまな分野で協力していかねばならない」と述べた。

 北朝鮮の暴走阻止のため、連携する日米韓それぞれが、万全の態勢で策を練り、北朝鮮に圧力をかけることが最大の課題である。

 慰安婦問題の最終的解決をうたった一昨年暮れの日韓合意を、韓国側が履行することも重要だ。日本公館前の慰安婦像撤去に向け、韓国政府首脳から前向きな発言はあっても、行動が伴わない。

続きを読む

「ニュース」のランキング