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【正論】「文明を逐ふ」路線を貫くときだ 東洋学園大学教授・櫻田淳

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【正論】
「文明を逐ふ」路線を貫くときだ 東洋学園大学教授・櫻田淳

櫻田淳・東洋学園大学教授 櫻田淳・東洋学園大学教授

 ドナルド・J・トランプ米国大統領の政権始動から1カ月半、彼の動静を伝える報道は止(や)むことがない。彼は、その一挙一動に対する内外の注目度において、歴代米国大統領の中でも稀有(けう)な存在であろう。彼の政権運営に予感させる「不可測性」も、そのことに拍車を掛けている。

 ≪日本は安全保障哲学を確立せよ≫

 ただし、トランプ大統領の政権運営に関して確実に断言できることは、彼が標榜(ひょうぼう)する「米国第一主義」の内実が、米国が対外関与を手控えるという意味での「孤立主義」ではないということである。

 トランプ大統領は、日米首脳会談翌日、北朝鮮のミサイル発射を受けて設定された記者意見の席で、「すべての人々は、米国が偉大な同盟国、日本と100%ともにあることを知るべきだ」と語った。また、彼は議会演説の中でも、「米国の外交政策は、世界との直接的で確固とした、意義のある関与を求めている。米国のリーダーシップは、世界中の同盟国と共有する極めて重要な安全保障上の利益に基づく」と語っている。

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