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【主張】北の核戦力 「日本標的」に備えあるか

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【主張】
北の核戦力 「日本標的」に備えあるか

 4発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射した北朝鮮が、あれは在日米軍基地を攻撃する訓練だったと主張している。

 つまり、本番では日本領土を標的にすると公言したようなものであり、看過できない。

 露骨な挑発に屈することなく、核・ミサイルの脅威から国民の生命をどう守るか。政府与党にはもっと切迫感を持った対応を求めたい。

 国連安全保障理事会がミサイル発射後、迅速に北朝鮮を非難する報道声明を発表したのは、適切だった。「さらなる重大な措置」に言及して北朝鮮を牽制(けんせい)した。

 今後、制裁強化などどれだけ実効性のある措置をとれるか。「抜け穴」を作ってきた中国をどう動かすかも課題である。

 問われているのは、直接的にミサイルの脅威にさらされている日本が、どれだけ自らの問題として考えぬくかである。

 ミサイル発射当日、自民党の二階俊博幹事長は党対策本部の会合で、「4発も撃ったのに(日本から)何も反応がないのでは、世界中からバカにされる」と述べた。従来と変わらない政府の対応について、真剣さが足りないと指摘したものだ。

 国会では、参院がミサイル発射に抗議し、北朝鮮を非難する決議を採択した。衆院も同様の決議を行う。抗議の意思を示す決議をすること自体はよいが、この事態に日本はどう対処すべきかの具体論を避けているのは、極めて不十分である。

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