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【主張】トランプ氏演説 米軍再建で世界の安定を 経済政策の履行は見極めたい

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【主張】
トランプ氏演説 米軍再建で世界の安定を 経済政策の履行は見極めたい

トランプ大統領(下)=2月28日、ワシントン(UPI=共同) トランプ大統領(下)=2月28日、ワシントン(UPI=共同)

 トランプ米大統領は初の施政方針演説で、「米国第一」主義に基づく青写真を補強した。注目すべきは「米国を再び偉大にする」重要な柱の一つに「米軍の再建」を据えたことだろう。

 2018会計年度の予算案には、「米国の歴史上、最も大規模な国防費の増額を求める」と述べた。10%とされる増額幅は日本の年間防衛費(約5兆円)を上回る約6兆円に上る。

 戦争や紛争を抑止するためには外交努力だけではなく、秩序を守る側の十分な軍事力と、有事の際の「戦う意志」が欠かせない。それが国際社会の厳しい現実だ。

 ≪秩序守る役割を果たせ≫

 オバマ前政権にはこの2つが不足したため、力の空白がシリア内戦の混迷などを招いた。

 トランプ氏は「戦争を防ぐため必要な装備を軍に与え、戦わなければならない時は勝利する」と強調した。戦争を抑止する定石を述べたものと評価したい。

 米国防費は厳しい財政事情の下で、強制削減が進められてきた。オバマ氏はアジア太平洋を重視するリバランス(再均衡)戦略も進めたが、及び腰の対中姿勢では十分に機能しなかった。

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