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【主張】米政権とメディア 「報道の自由」敵とするな

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【主張】
米政権とメディア 「報道の自由」敵とするな

 合衆国憲法修正第1条は、言論・報道の自由を規定している。これにまつわるホワイトハウス記者会主催の夕食会が、約100年にわたり続けられており、歴代大統領は出席してきた。

 だが、トランプ氏は欠席を伝えた。今の政権とメディアとの関係を象徴するものだ。

 政権に批判的な報道を繰り返すとして、CNNテレビなどの一部メディアがスパイサー大統領報道官への取材から締め出された。

 根っこには、自分に都合の悪い報道を「フェイク(偽)ニュース」と呼び、そのメディアを「国民の敵」と決めつけるトランプ氏の誤った判断がある。

 政権の立ち上がりで思い通りにいかないことも多かろう。だが、八つ当たりのようなメディア敵視は何の役にも立たない。そのことに早く気付いてほしい。

 普遍的な価値である言論・報道の自由を軽視すれば、民主主義を危うくする。

 見逃せないのは、トランプ氏が内部情報をリークした情報源を明らかにするようメディアに要求している点だ。情報源の秘匿は報道倫理上の鉄則で、メディアの生命線でもあり、応じられない。

 トランプ氏は記者会見を疎んじ、ツイッターから一方的に情報を流す手法も変えていない。

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