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【産経抄】漫画が生んだポーランド人棋士 2月22日

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【産経抄】
漫画が生んだポーランド人棋士 2月22日

 東欧のポーランドは親日国として知られている。理由を探れば、日露戦争に行き着く。日本は当時ポーランドを支配していたロシアを打ち負かした。それが第一次大戦後の独立につながったといわれる。ワルシャワ大学で日本語教育が始まったのも、1919年と早かった。

 ▼67年から7年間、日本語講師を務めた翻訳家の工藤幸雄さんは、こう書き残す。「ポーランドは、恋情を日本に寄せている。日本がそれに応えていない以上、今のところ、それは片思いの恋に終わっている」(『ワルシャワの七年』)。

 ▼将棋界史上初めて、外国人として女流プロ棋士となったカロリーナ・ステチェンスカさん(25)は、見事恋をかなえた。ワルシャワ生まれのステチェンスカさんは、インターネット対局で腕を磨いてきた。4年前に来日して道場に通い、チャンスをものにした。不正疑惑の騒動を乗り越えようとしている、将棋界にとっても歓迎すべき明るいニュースである。

 ▼ステチェンスカさんが高校生の頃、将棋に興味を持ったきっかけは日本のマンガ「NARUTO」だった。ポーランドの若者の日本語熱が今も高いのは、やはりマンガやアニメの力が大きい。

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