産経ニュース

【主張】拉致問題 日米共闘で全員救出迫れ

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
拉致問題 日米共闘で全員救出迫れ

 北朝鮮は日米首脳会談に合わせて中距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射し、金正恩朝鮮労働党委員長の兄、金正男氏を殺害した。なりふり構わず恐怖政治を敷くあの国に、いつまで拉致被害者をとどめておくのか。全員救出を急ぐため、あらゆる手段を講じなければならない。

 安倍晋三首相とトランプ大統領による日米共同声明には「両首脳は、拉致問題の早期解決の重要性を確認した」とする文言が盛り込まれた。日米首脳間の文書では初めてのことだ。これを拉致問題の解決へ向けた一歩としたい。

 安倍首相はまた、会談後の共同記者会見で「拉致問題の解決の重要性で大統領と完全に一致した」と述べたが、トランプ氏が自らの言葉で拉致問題に言及することがなかったのは物足りない。

 首脳会談でトランプ氏と緊密な関係を築いた安倍首相は今後もこの問題を語りかけ、日米共闘で「拉致問題の全面解決なしに北朝鮮の未来はない」と、被害者の救出を強く迫ってほしい。

 北朝鮮は昨年2月、拉致被害者の再調査を約束した「特別調査委員会」を解体すると一方的に表明した。以来、目に見える事態の進展は、何一つない。

 北朝鮮は委員会解体の理由を、核実験とミサイル発射に対して日本が独自制裁を強化したことへの対抗措置であるとした。だが拉致は、国家主導の誘拐という明白な犯罪行為である。本来、交渉の材料にはなり得ない。

続きを読む

「ニュース」のランキング