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【正論】最初から頭を下げるのは論外だ 首脳会談は「日本第一」主義で 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

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【正論】
最初から頭を下げるのは論外だ 首脳会談は「日本第一」主義で 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦氏 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦氏

≪トランプ大統領の経済認識に誤解≫

 今週、安倍晋三首相が訪米し、トランプ新大統領と初の日米首脳会談に臨む。出方が読みにくい相手だけに、何をどう話せばいいのか、大いに迷うところであろう。

 もっとも難しく考える必要はない。先方が「アメリカ・ファースト(米国第一)」ならば、こちらは「ニッポン・ファースト(日本第一)」で立ち向かうまでだ。幸いなことに、激論を厭(いと)うようなヤワな相手ではない。

 日本側としては、まず日米同盟の重要性を相互に認識し、アジア太平洋地域における米国のプレゼンスを確認したいところである。逆にトランプ大統領は、経済面で目に見える利益を得たいと考えていることだろう。それもできれば140文字のツイッターで、「日本からこれを取ってやったぞ!」と支持者に向けてアピールできるようなわかりやすいものを。

 だからといって、単純に「経済面で譲歩して、安保面でサービスしてもらう」という発想では、あしき前例を残してしまいかねない。「日本が焦っている」と第三者の目に映るようでは、日米同盟の値打ちを毀損(きそん)する恐れもある。

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