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【スポーツ茶論】東京五輪はアスリートだけのものじゃない 国民の生涯スポーツの機会に 津田俊樹

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【スポーツ茶論】
東京五輪はアスリートだけのものじゃない 国民の生涯スポーツの機会に 津田俊樹

東京五輪(左)とパラリンピックのエンブレム「組市松紋」(「Tokyo 2020」提供) 東京五輪(左)とパラリンピックのエンブレム「組市松紋」(「Tokyo 2020」提供)

 わが国は世界屈指の長寿国に加え、世界保健機関(WHO)が提唱する「健康寿命(自立して生活できる期間)」でも男女平均74・9歳(15年時点)、シンガポール、韓国、スイスなどを抑えてナンバーワンである。

 20年東京五輪・パラリンピックに向けて、トップアスリートの強化を図るのは当然だが、開催を国民の体力向上、生涯スポーツ推進の機会にとらえると、夢舞台が身近になる。

 施設のレガシーが声高に叫ばれるなか、ハードだけでなくソフト面にも目を向けると、もう一つの風景が見えてくる。日常的にスポーツで汗を流し、胸に刻まれた思いが受け継がれていくのも遺産になる。そこには、老いも若きもない。

 スポーツ・ビジネスに詳しい近畿大学産業理工学部の黒田次郎准教授は「メダル争いで、日本選手を応援するだけでなく、(五輪が)健康維持のため、自ら体を動かすきっかけになってほしい。医療費削減にもつながりますしね」と提言する。

 お年寄りに負けては、いられない。

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