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【iRONNA発】カジノ解禁 国家哲学のない賭博の「合法化」 津田岳宏氏

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【iRONNA発】
カジノ解禁 国家哲学のない賭博の「合法化」 津田岳宏氏

衆院本会議のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案の採決で、起立して賛成する自民党の二階俊博幹事長(右から2人目)、細田博之総務会長(中央)ら=6日午後 衆院本会議のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案の採決で、起立して賛成する自民党の二階俊博幹事長(右から2人目)、細田博之総務会長(中央)ら=6日午後

 賭博は悪いことである。犯罪である。この原則を維持したままで、賭博に対する何らの国家哲学を示さずに、単に経済的な理由のみでカジノ解禁法を定めるというのでは、法律的整合性の観点から問題が大きいし、反対派を説得するのは難しいであろう。

 私は賭博の解禁論者だ。賭博は規制すべきものではあるが、禁止すべきものではない。禁止からコントロールへ、これが大人の国家のあり方である。

 カジノの解禁は、賭博に対する新たな国家哲学の醸成につなげるべきだ。法律的な整合性を強引に糊塗(こと)して臭い物にフタをしていくというのは、近代国家のあり方とは到底言えない。

【プロフィル】津田岳宏 つだ・たかひろ 弁護士、京都グリーン法律事務所代表。昭和54年、京都市生まれ。京大経済学部卒。専門は賭博罪。国内ゲーム会社の顧問多数。最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロでもある。著書に『賭けマージャンはいくらから捕まるのか?』(遊タイム出版)、『カラマーゾフを殺したのは誰か』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

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