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【産経抄】蓮舫氏に手心 本当のこと伝えなければ将来はない 12月10日

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【産経抄】
蓮舫氏に手心 本当のこと伝えなければ将来はない 12月10日

安倍晋三首相との党首討論に臨む民進党の蓮舫代表=7日午後、国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影) 安倍晋三首相との党首討論に臨む民進党の蓮舫代表=7日午後、国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)

 「古今無双の射の名人たる夫子が、弓を忘れ果てられたとや?」。作家、中島敦の短編小説『名人伝』は、天下第一の弓の名人になろうと志した中国・戦国時代の趙の人、紀昌が修行を重ねて弓の道を究めた結果、ついには弓という道具の名も使い途(みち)も忘れてしまうという物語である。

 ▼民進党の蓮舫代表は7日の党首討論で、安倍晋三首相を「息をするように嘘をつく」とののしった。自身の「二重国籍」問題で、二転三転するつじつまの合わない発言を繰り返していたのは誰か。党首討論での質問は間違いだらけだった上、著しく品格も欠いていた。

 ▼民進党は民主党時代から、相手に放った攻撃がすべて自分に突き刺さるブーメラン政党と呼ばれてきた。このお家芸も今や神業の域に達し、蓮舫氏はもはや、ブーメランの存在そのものが頭から消え去ったかのようである。

 ▼「100点じゃないですか」。民進党幹部が蓮舫氏の討論を称賛したのは身内だからまだ分かる。とはいえ、小紙を除き新聞、テレビで蓮舫氏への厳しい指摘があまり見られなかったのは解せない。次期衆院選の結果次第では、首相になるかもしれない地位にある人物に対し、手心を加えすぎではないか。

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