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【主張】NHK新会長 公正な放送へ責務果たせ

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【主張】
NHK新会長 公正な放送へ責務果たせ

 NHKの籾井(もみい)勝人会長が来年1月で退任し、新会長には経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏が就く。

 4代続けての外部起用となる。受信料収入にあぐらをかいたコスト意識の希薄さを解消し、道半ばの改革を断行することに邁進(まいしん)してほしい。

 NHKは平成16年に職員の多額の制作費着服など不祥事が相次いだことを受け、改革をスタートさせた。

 アサヒビール出身の福地茂雄氏、JR東海出身の松本正之氏、籾井氏と民間に人材を求めたのは、内部昇格では改革が困難とみられたからにほかならない。

 上田氏は松本前会長時代の25年から常勤の経営委員を務めてきた。就任決定後の会見では「会長に立場が変わっても信頼される公共放送の役割をしっかり果たしていきたい」と語った。

 もっともな見解だが、公共放送に欠かせないのは、公正で良質な番組づくりであることを改めて認識してほしい。

 歴史番組などで日本をことさら悪く描く放送内容に、視聴者から批判を受けてきた。背景には受信料という安定収入への甘えや現場任せでチェックが十分利かない管理体制などが指摘された。真実公正な報道などを貫くための企業統治(ガバナンス)が引き続き問われている。

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