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【中江有里の直球&曲球】日頃の準備や被災後行動の想定怠れば命は守れない

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【中江有里の直球&曲球】
日頃の準備や被災後行動の想定怠れば命は守れない

 11月22日、福島県沖で地震が発生した。その日、東京都内の出先にいた私は早朝、横揺れを感じて目を覚ました。すぐに安全確認のために人がやってきて、そのまま待機するように言われてその通りにしたが、自宅と違い、避難の動線がわからないのは正直不安だった。テレビをつけると、津波警報が発令されるとともに該当地域の人々に対し、避難を呼びかけている。ハラハラとしながらテレビ画面を眺めていた。

 偶然にも11月5日『津波防災の日』のイベントに参加し、防災について考えたところだった。1854年(安政元年)11月5日(旧暦)は安政南海地震の発災日で、大津波が和歌山県広村(現在の和歌山県広川町)を襲った際に、庄屋の浜口梧陵が収穫されたばかりの稲わらに火をつけて人々を高台に避難させた「稲むらの火」にちなんでいる。さらに昨年12月には、国連総会で『世界津波の日』として制定された。

 この日のトークセッションでは防災教育についての話が印象的だった。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市内の小中学生は、津波発生に際して自発的に避難し、生存率99・8%という成果を上げたという。日頃の防災教育のたまものだろう。

 普段からできる防災についても意識を改めた。自宅では食料と飲用水3日間分を備蓄していたが、専門家から1週間分の備蓄を勧められた。わざわざ非常食を用意しなくても、日常食を多めに買い置きし、食べたら買い足す「ローリングストック」という方法は、日常から防災を考える機会にもなる。

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