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【正論】南スーダン派遣を名誉としたい 世論より自衛官の言葉を信じる 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛

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【正論】
南スーダン派遣を名誉としたい 世論より自衛官の言葉を信じる 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛

防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛氏 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛氏

 派遣先である南スーダンの治安が極端に悪いので、今回ばかりは自衛隊からも殉職者が出るのではないかと私も危惧している。けれども、わが国はそういう事態にも耐える必要があるのではないだろうか。

 なぜなら1993年4月にはカンボジアで国連ボランティアとして活動していた、25歳の中田厚仁青年と、翌5月には国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の文民警官として活動中だった高田晴行警部補とを、われわれは失っているからである。

 民間人や警察官から犠牲者が出た場合は耐えるべきであるが、自衛官から死者が出ることは許容できないというのはアベコベではあるまいか。自衛官は職場での死を覚悟している。警察官の場合も殉職を覚悟している人が多いだろう。しかし、民間人であって、職場での殉職(?)を考えるというようなことがあるだろうか。

≪参考にしたいドイツの例≫

 昨年10月、安倍晋三首相は過去1年の警察殉職者を「16柱」と述べた(首相官邸ホームページ)。今年10月に挙行された自衛隊殉職隊員追悼式では「陸自7柱、海自12柱、空自10柱、防大1柱、防医大1柱の計31柱」の殉職者があった旨、報告された。

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