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【新聞に喝!】「もんじゅ」廃炉…原発はムダだったのか? 原発停止による燃料費増加こそ問題 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

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【新聞に喝!】
「もんじゅ」廃炉…原発はムダだったのか? 原発停止による燃料費増加こそ問題 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

廃炉の方向となった高速増殖炉「もんじゅ」 廃炉の方向となった高速増殖炉「もんじゅ」

 9月21日、原子力関係閣僚会議が開かれ、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)の廃炉に向けた検討が始まり、翌22日の新聞各紙にはこの問題が取り上げられた。原発反対派にとっては、このもんじゅ廃炉の方針が出たことは、絶好の攻撃材料と判断したようで、朝日新聞(東京本社発行)と東京新聞は社説も含めて5ページにわたって取り上げている。

 その中でも特に目についたのは、もんじゅにかかった経費の問題。20年間で1兆円を超えるとされ、記事の中で繰り返し指摘されたのが印象的であった。

 例えば、朝日新聞では、1面トップのリード、2面の本文と「視点」欄、5面の本文、14面の社説、35面の社会面の本文と談話蘭に出てくる。社会面では何よりも横見出しで大きく「廃炉1兆円投入の末」、縦の見出しで「存続反対派『壮大な無駄』」と掲げている。

 しかし、もんじゅが廃炉になったとしても、まったく無駄であったわけではないだろう。「失敗は成功のもと」という諺(ことわざ)もあるように研究した意味・価値はそれなりにあるに違いない。

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