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【主張】黒石市の授賞騒動 被写体の思い見つめたい

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【主張】
黒石市の授賞騒動 被写体の思い見つめたい

授与撤回から一転し市長賞を贈られることが発表された、踊りを披露する葛西りまさんの写真=8月15日(遺族提供、画像の一部を加工しています) 授与撤回から一転し市長賞を贈られることが発表された、踊りを披露する葛西りまさんの写真=8月15日(遺族提供、画像の一部を加工しています)

 ここに祭りの本来の意義、効用はある。そしてその笑顔を奪う酷さ、恐ろしさが、いじめの持つ本質だ。写真の笑顔が、その両方を物語る。

 施行3年を経過した「いじめ防止対策推進法」は、いじめ根絶の切り札になり得ていない。りまさんへのいじめについても、学校や市教育委員会の調査に結論は出ていない。

 いじめに苦しむ子供は身近にいないか。写真をきっかけに、見回してほしい。

 また改めて、実名と写真が訴える力を知る。人には顔があり、名前がある。感情があり、歴史がある。社会はこのことを、もっと真剣に考慮すべきではないか。

 安易な匿名主義は、大事なものを見失うことにつながる。

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