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【風を読む】「社会の一員」ペットも幸せな首都をつくる 論説委員長・石井聡

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「社会の一員」ペットも幸せな首都をつくる 論説委員長・石井聡

 豊洲市場問題に焦点が当たった小池百合子東京都知事の所信表明には「ペット殺処分ゼロ」の実現が入っていた。

 ペットは家族の一員にとどまらず「社会の一員」という意識を広げたい思いからだ。

 知事選の公約にも掲げていたので、かなり本気のようだ。東京都民ではないが賛成する。

 「犬猫より人間のための施策が先だ」という意見が出るのは当然だろう。だとしても、重要演説の一コマにペット政策を入れることは、行政の奥深さや為政者としての心のゆとりを印象づけるものではないか。

 全体として殺処分数は減る傾向にあるものの、「愛護センター」などの看板のかかる施設で毎日数百頭の犬猫が命を失っているという。

 一方、お隣の神奈川県や東京都千代田区など、すでに殺処分ゼロに先進的な取り組みを始めている自治体や地域もある。活動を支えているのは、主にボランティアの人々である。

 活動を知れば、感心し、あきれるほどの熱心な人たちだ。捨て猫情報があれば引き取りに出向き、ひとまず自宅などで面倒を見る。もらい手が決まれば送り届ける。本職より忙しく、重労働といっても過言ではない。

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