産経ニュース

【産経抄】自衛隊幻想から目を覚ませ 10月17日

ニュース コラム

記事詳細

更新

【産経抄】
自衛隊幻想から目を覚ませ 10月17日

 ロンドン特派員をしていた平成12(2000)年8月、西アフリカのシエラレオネで、英兵数人が反政府勢力に拘束される事件があった。英政府は陸軍の特殊部隊(SAS)をすぐに現地に派遣して、英兵らの救出に成功する。

 ▼第二次世界大戦中に創設されたSASは、国際テロが激しくなった1970年代からは、対テロ活動を最重要の任務としてきた。ペルー日本大使公邸人質事件でも、特殊部隊の突入作戦を立案したとされる。

 ▼北朝鮮による拉致被害者を救い出せないまま、いたずらに年月を重ねてきた日本との大きな違いを思い知らされたものだ。もっとも我が自衛隊にも、特殊部隊が存在する。選(え)りすぐりの隊員が、連日激しい訓練に明け暮れている。

 ▼13年に創設された海上自衛隊「特別警備隊」の初代先任小隊長を務めた伊藤祐靖(いとう・すけやす)さんは、拉致被害者の救出は可能だという。今月刊行された『自衛隊幻想』(産経新聞出版)のなかで、陸上自衛隊「特殊作戦群」の初代群長だった荒谷卓(あらや・たかし)さんとともに、2つのシミュレーションを提示している。

続きを読む

「ニュース」のランキング