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【主張】医療費削減 健康管理策にも力を注げ

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【主張】
医療費削減 健康管理策にも力を注げ

 医療機関に支払われた医療費が昨年度41兆5千億円に上り、13年連続で過去最高を更新した。

 前年度比1兆5千億円増で、伸び幅も過去一番である。

 高齢化に加え、高額な医薬品が登場したことなどが要因だ。こうした伸びをそのまま許せば、やがて医療保険制度は成り立たなくなる。早急に手立てを講じなければならない。

 厚生労働省は、高額薬について2年に1度の改定期を待たずに値下げするルールの導入、医療機関の窓口負担の上限額などを見直し、高齢者にさらなる負担を求める対応策を検討している。

 少子化で支え手となる若い世代は減っていく。支払い能力に応じて負担し、優先度の高い人に重点配分する仕組みへと踏み込んでいかざるを得ない。

 安倍晋三政権には、聖域を設けず医療保険制度改革を推進するよう求めたい。

 ただ、薬価を極端に引き下げれば製薬会社の開発意欲をそぐ。患者の負担増にもおのずと限度はある。保険制度改革だけで医療費を抑制しようとすることには無理がある。

 改革の手綱を緩めることはできないが、その他の方策にも取り組まなければならない。

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