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【主張】首相国連演説 北の脅威へ行動喚起せよ

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【主張】
首相国連演説 北の脅威へ行動喚起せよ

 拉致問題を放置したまま、核実験やミサイル発射を繰り返し、核武装へと突き進む北朝鮮がいかに危険な存在か。世界により広く認識してもらう意味があった。

 国連加盟国首脳らが行う一般討論演説で、安倍晋三首相は北朝鮮問題から切り出した。

 潜水艦から弾道ミサイルが発射されたことや、同時に撃たれた3発の弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)へ落下したことを挙げ、「脅威は異なる次元に達した」と断じた。

 首相は北朝鮮をめぐる国連安全保障理事会の議論を、日本が「先導する」との決意も示した。国際世論を喚起し、各国に具体的行動を促していかねばならない。

 新たな制裁決議を調整している安保理では、過去にも中国の抵抗でとりまとめが難航してきた。抜け穴を作らない強い決議作りのため、首相の言葉通りに日本は粘り強く交渉にあたるべきだ。

 国連総会の機会に、安倍首相は安保理常任理事国である英国のメイ首相と会談した。先進7カ国(G7)外相会合や日米韓外相会談などを通じ、早期の決議採択を確認したのもよかった。

 G7外相会合の共同声明では、拉致問題の即時解決に踏み込んだ。日米韓の枠組みなどと併せ、重層的な連携による圧力を北朝鮮に向けることは重要である。

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