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【主張】国語世論調査 「心の交流」重視は健全だ

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【主張】
国語世論調査 「心の交流」重視は健全だ

 国民の多くは日常の言語生活のなかで人を思いやることや、気持ちよく挨拶することを大切に感じている。文化庁が発表した平成27年度「国語に関する世論調査」の結果からは、健全な国語観が浮き彫りになった。

 「美しい日本語があると思う」と答えた人(全体の90・8%)に「それはどのような言葉か」と複数回答で尋ねたところ「思いやりのある言葉」が63・3%と最も高く、次いで「挨拶の言葉」が45・3%となり、「短歌、俳句などの言葉」「アナウンサーや俳優などの語り方」などを大きく引き離した。

 「どのような言葉に出会ったとき、心と心を結ぶ言葉の大切さを感じるか」の質問には、「地域や職場で気持ちよく挨拶をし合うとき」(50・6%)、「山道などで行き会った者が『こんにちは』などと声を掛け合うとき」(39・0%)が1、2位を占めた。

 ネット上を中心に人を傷つける言葉が氾濫したり、コミュニケーションの乏しい「無言社会」の風潮が指摘されたりする現状にかんがみれば、これら調査結果には意外な印象もある。

 こういったご時世だからこそ人は、気持ちをこめた言葉によって心の交流を図りたいと願っているのだろうか。

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