産経ニュース

【主張】敬老の日50年 昔も今も「生きがいこそ」

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
敬老の日50年 昔も今も「生きがいこそ」

 国民の祝日として初めて「敬老の日」を迎えたのは昭和41(1966)年だった。あれからちょうど50年となる。当初は9月15日だった敬老の日は、法改正で平成15年から9月の第3月曜日に移り、今に至っている。

 この半世紀で、高齢者をとりまく課題については何が変わり、何が変わっていないのかを改めて見つめることは極めて有意義だろう。

 昭和40年の65歳以上人口は618万人で、総人口に占める割合は6・3%だった。それが51年後の今年3月1日には、それぞれ3427万人、27・0%になった。わが国の高齢化がいかに急ピッチで進んだかが分かる。

 1回目の敬老の日、弊紙の社説は「健康保険にしても、老齢の家族については自己負担をなくす方法を考えてみてはどうか」と提言した。しかし著しい少子高齢社会となった現在では、高齢者にも応分の負担をしてもらわないと国の財政が立ちゆかない。

 一方で「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とされた祝日法の趣旨の大切さは、昔も今も変わらない。

 変わらぬものは、まだある。先の社説は「(家庭や社会で)自分がなんらかの形で貢献していると自覚し、それを喜びとするよう、すべての人が配慮していくことが、新しい“敬老”でなくてはならない」とも論じていた。

続きを読む

「ニュース」のランキング