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【新聞に喝!】「習近平」「朴槿恵」「金正恩」…外国人名の漢字表記は必要なのか 元東京大学教授・酒井信彦

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【新聞に喝!】
「習近平」「朴槿恵」「金正恩」…外国人名の漢字表記は必要なのか 元東京大学教授・酒井信彦

中国の習近平国家主席=5日、中国・杭州(共同) 中国の習近平国家主席=5日、中国・杭州(共同)

 いつのころから始まったのか覚えていないが、現在の新聞には小さな文字で振り仮名がつけられている。読みやすくするために、活字を大きくするようになってからの傾向だろう。その中で特に多いのが、漢字で表された中国・韓国・北朝鮮の人名や地名に、原音の発音を付けるものである。習近平に「シーチンピン」、朴槿恵に「パククネ」、金正恩に「キムジョンウン」といった類いである。

 主要6紙の状況を見ると、産経・朝日・読売・毎日・東京が採用しているが、日経はやっていない。日経の本文活字自体が、比較的小さいからであろうが、代わりに読み方は下の括弧の中に入れている。新聞によっても違いがあって、韓国・北朝鮮関係は全紙が付けているが(日経は括弧)、中国関係は朝日と読売だけである。朝日でも中国・北朝鮮、両方に付けない時があり、一定しない(9月13日付、1面)。

 このやり方にはいったいいかなる意味があるのか、いかなる価値があるのか、私は甚だ疑問に思っている。

 まずとにかく小さくて読みにくい。読み方を示すのが目的なら、日経のような括弧に入れるやり方もできるわけで、現に横組みのところやベタ記事では、そのように振り仮名を付ける新聞もある。

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