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【主張】北朝鮮の核実験 暴走阻む抑止力の強化を

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【主張】
北朝鮮の核実験 暴走阻む抑止力の強化を

 北朝鮮が5回目の核実験を実施した。「核弾頭の爆発実験に成功した」と主張しており、爆発規模も大きかった。

 金正恩朝鮮労働党委員長が指導する暴走国家による核・ミサイルの脅威が、より現実のものとして迫っている。そうした認識が不可欠である。

 国際的な圧力を高めることはもとより、日米韓として暴走を食い止める方策を急ぎ模索しなければならない。危機を回避するため、核戦力を含む抑止力の強化を話し合うべきだ。

 核実験は今年1月にも行われた。その後、北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を含む多様な弾道ミサイル発射も繰り返し、それらは日本の排他的経済水域(EEZ)にも落下した。

 もとより、現行の核不拡散体制下で、北朝鮮の核保有は認められない。核兵器の運搬手段となる弾道ミサイル開発は、国連安全保障理事会決議で禁じられている。

 父・正日氏は、武力挑発で緊張を高め、対外交渉を有利に進める「瀬戸際戦術」を常套(じょうとう)手段としていた。最近の状況は、当時とは明らかに様相が異なる。核武装に突き進み、使用も辞さない姿勢を誇示していると見るべきだ。

 核実験は建国記念日に合わせて行った形だが、前日の東アジア首脳会議(EAS)では北朝鮮に核・ミサイル計画の破棄を求める声明を出していた。金正恩委員長はまったく耳を貸さなかった。

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