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【北京春秋】中国のTVドラマがつまらなくなった…官僚の贈収賄などは禁止事項、共産党の礼賛ばかりに

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【北京春秋】
中国のTVドラマがつまらなくなった…官僚の贈収賄などは禁止事項、共産党の礼賛ばかりに

 休日の夜。自宅で中国のテレビドラマを見るのが楽しみだった。若者の人生観や恋愛観、最新の流行語など、学ぶことが多かった。しかし、最近1年、面白いドラマが全くなくなり、チャンネルをいくら変えても、共産党を礼賛する退屈な番組ばかりとなった。

 メディアを管理監督する国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局が締め付けを強化し、テレビドラマにさまざまな制限を加えたことが理由だ。暴力シーン、高級官僚の贈収賄、未成年の恋愛など数十項目にわたる禁止事項が突きつけられ、いい作品を作ることが難しくなった。その上「芸術作品は社会主義のために奉仕するという根本的な方向を堅持すべきだ」という習近平国家主席の講話が徹底され、政治宣伝めいた作品が奨励され、その数は急増した。

 8月下旬、中国当局はさらに「俳優の収入が高すぎ、是正を求める」とする通達を各テレビ局に送ったという。「高い給料をもらえば、庶民の気持ちが分からなくなり、良い演技ができない」などが理由らしい。表現の自由が奪われたうえ、収入も減らされたら、現場はますますやる気がなくなり、テレビドラマは今後、ますますつまらなくなるだろうと思った。

 休日の夜に時間をもてあまし、酒の量がさらに増えるのでは、とひそかに心配している。(中国総局・矢板明夫)

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