産経ニュース

【産経抄】五輪に浮かれることなく 8月12日

ニュース コラム

記事詳細

更新

【産経抄】
五輪に浮かれることなく 8月12日

沈没した中国漁船の乗員を救助する海上保安庁の小型船=11日午前、沖縄県・尖閣諸島沖(第11管区海上保安本部提供) 沈没した中国漁船の乗員を救助する海上保安庁の小型船=11日午前、沖縄県・尖閣諸島沖(第11管区海上保安本部提供)

 昨年4月に西太平洋のパラオ共和国を訪問された、天皇、皇后両陛下の宿舎に使われたのは、海上保安庁の巡視船だった。海保初の任務について、佐藤雄二前長官が、文芸春秋9月号に秘話を紹介している。

 ▼船が停泊する湾は、夜になると周囲まで真っ暗になる。両陛下がお乗りになったヘリコプターをいかに安全に着船させるか。発光する臨時のブイを打ち、明かりを追いかけていけば障害物に当たらないようにした。この即席の洋上航空路のアイデアは、職員が現場で考えついたという。

 ▼もっとも記事のタイトルは、「尖閣は海保が守り抜く」である。まさに尖閣諸島周辺では、今月に入って多数の中国漁船を従えた中国海警局所属の公船が連日、領海侵入を繰り返してきた。海保の巡視船は対応に大わらわである。

 ▼漁船といってもあなどれない。軍事訓練を受け、海軍の作戦にも参加する「海上民兵」も乗り込んでいる。まず海上民兵が乗り込み、保護の名目で公船が続く。中国はこのやり口で、ベトナムからは西沙諸島の一部、フィリピンからミスチーフ環礁を奪ってきた。

続きを読む

「ニュース」のランキング