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【主張】沖縄慰霊の日 鎮魂と島の未来のために

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【主張】
沖縄慰霊の日 鎮魂と島の未来のために

 沖縄は、大戦末期の戦闘で亡くなった犠牲者を追悼する、「慰霊の日」を迎えた。

 最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園では「沖縄全戦没者追悼式」が営まれた。

 71年前、沖縄本島に上陸する米軍を迎え撃つ地上戦は、凄惨(せいさん)を極めた。公園内の「平和の礎(いしじ)」には、24万1414人の名が刻まれている。

 ここには、女子師範や高等女学校の女子生徒による「ひめゆり部隊」を含む沖縄出身の軍人や多くの民間人、沖縄を守るために県外から赴いた部隊の犠牲者の名もある。沖縄戦の悲劇を忘れることなく、すべての戦没者に謹んで哀悼の意をささげたい。

 今年の参院選は、公示を1日前倒しとした。静謐(せいひつ)であるべき沖縄の「慰霊の日」と重なることを避けたためだ。

 式典には、安倍晋三首相とともに、ケネディ駐日米大使も出席した。「平和の礎」には、米軍の戦死者の名も刻まれている。

 5月には、オバマ米大統領が広島を訪問し、原爆の慰霊碑に献花した。オバマ氏は「核兵器なき世界」を追求する決意を改めて表明し、被爆者の代表と抱擁した。それは戦禍を超えた日米同盟の「信頼と友情」を象徴した。

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