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【正論】中国と「戦争」すればこうなる…尖閣守る日米同盟と「核の傘」 東京国際大学教授・村井友秀

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【正論】
中国と「戦争」すればこうなる…尖閣守る日米同盟と「核の傘」 東京国際大学教授・村井友秀

村井友秀・東京国際大学教授  村井友秀・東京国際大学教授 

 今月、中国海軍の軍艦が相次いで日本の接続水域と領海に侵入した。中国は、南シナ海における日本の活動を牽制(けんせい)し、南シナ海に手を出さないように警告したのであろう。現在、中国は日本と戦争する気はないが、対立をエスカレートする力を持っている。安全保障の基本は最悪の事態を考えることである。

 中国が尖閣諸島に侵攻してきた場合、戦争はどのような経過をたどるか検討する。

≪戦争をレベルアップする中国≫

 戦争は、(1)中国の侵攻を日本が撃退する(2)中国が尖閣諸島を占領する、という2つの場合が考えられる。

 (1)の場合、中国には(イ)尖閣諸島占領を断念して撤退する(ロ)戦争をレベルアップする-の2つの選択肢がある。

 (イ)の場合、戦争に負けるという大失策を犯した共産党に対して、国民の不信感と共産党を支える軍の不満は増大し政権は不安定化する。ただし、この段階で戦争をやめれば、死傷者に対する感受性が低い中国社会では政権にとって致命傷にならないだろう。

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