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【正論】「盤石のエスタブリッシュメント」か「究極のアウトサイダー」か 米大統領選にしたたかに備えよ 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

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【正論】
「盤石のエスタブリッシュメント」か「究極のアウトサイダー」か 米大統領選にしたたかに備えよ 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

双日総合研究所チーフエコノミスト、吉崎達彦氏 双日総合研究所チーフエコノミスト、吉崎達彦氏

 藤崎一郎元駐米大使によれば、外国人にとっての米大統領選挙とは、「クリスマスプレゼントのようなもの」なのだそうだ。その心は、箱を開けたときに中身が何であっても、「前からこれが欲しかったんですよ」と言わなければならないからだという。外交官らしい洒落(しゃれ)たジョークだと思う。

 ≪手堅さかアウトサイダーか≫

 確かによその国が民主主義のルールに則(のっと)って決めたことに対し、「この人は勘弁してほしい」などと言っては失礼極まりない。ましてその相手とは4年、さらには8年間も付き合わなければならないかもしれないのだから。

 その箱の中身は、現状ではほぼ2つの可能性に絞られた。ひとつは昔からよく知られている人物で、政策はもちろんのこと、どんな顔ぶれが周囲を固めるかまで予想できてしまう。手堅いが、新鮮味には乏しい。初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン前国務長官である。

 もうひとつは、政治の世界では未知数の人物である。不動産ビジネスで成功を収め、テレビのリアリティーショーで名をはせた。過激な発言で注目を集めているドナルド・トランプ氏である。

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