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【主張】サミットとテロ 根絶へ国際連携を強めよ

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【主張】
サミットとテロ 根絶へ国際連携を強めよ

 罪のない人々が毎日のように、世界の各地で国際テロリズムの犠牲になっている。

 テロは、どんな理由があれ決して許されない卑劣な犯罪である。伊勢志摩サミットをその根絶に向けた実効性ある対策を進める機会としたい。

 昨年11月にはフランスのパリで、今年3月にはベルギーのブリュッセルで、イスラム過激派による同時多発テロがあった。シリアでは23日、大規模な爆弾テロがあった。

 人類共通の脅威に対し、G7が強い決意のもと、行動計画をまとめるのは当然だ。

 カギを握るのは緊密な国際連携だ。フランスとベルギーの事件では、他国の治安当局がテロ容疑者として指名手配したり、監視対象にしていながら、当事国の警備に十分には反映されなかった。

 行動計画では、テロに関する機密情報のやり取りの強化に加え、テロリストの入国を阻む水際対策やハイジャック防止のため、航空機の搭乗者情報の共有を進める。途上国を含め国際刑事警察機構(ICPO)のデータベースの活用も図る。

 「イスラム国」(IS)など過激主義の蔓延(まんえん)を防ぐため、イスラム穏健派への教育支援など貧困対策を進める。金融機関と協力してテロ組織への資金流入も阻む。すべてを迅速に実行してほしい。

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