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【新聞に喝!】行政糾弾に主眼 全国紙は福島の復興を望まないのか ノンフィクション作家・門田隆将

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【新聞に喝!】
行政糾弾に主眼 全国紙は福島の復興を望まないのか ノンフィクション作家・門田隆将

門田隆将氏  門田隆将氏 

 新聞は、福島の復興を促進しているのだろうか。それとも、妨げとなっているのだろうか。

 震災5周年を迎え、溢(あふ)れるばかりの震災記事の中で、私はそんなことを考えさせられた。

 私は福島関連のノンフィクションを何冊も出しているので、福島の地元紙にも目を通しており、さまざまな記事が印象に残った。

 毎日には、福島県郡山市から新潟市に中学生の娘2人とともに避難している41歳の主婦が登場していた(11日付)。夫を郡山市に残したままの“家族別居”の避難だ。

 長女が原因不明の鼻血を繰り返し、「被ばくに無知だった」という彼女は、新潟へ自主避難したものの、あと1年で自主避難者に対する「住宅無償提供」を福島県が打ち切ることを嘆く。「パートを掛け持ちするか自宅を手放すか」の悩みに直面しているという。そして、「自分も原発事故被害者であること」を訴えるために東電への集団賠償訴訟に参加するという決意が紹介された記事だ。

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