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【産経抄】グラウンドにゼニが落ちてない 3月16日

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【産経抄】
グラウンドにゼニが落ちてない 3月16日

 「グラウンドにはゼニが落ちている」。「南海ホークス」の黄金時代を築いた「親分」が残した、あまりにも有名な言葉である。鶴岡一人監督は、日本シリーズで、巨人を打倒するのを悲願としてきた。

 ▼その巨人の選手のあきれた振る舞いに、親分も天国で頭を抱えているかもしれない。試合前に組む円陣で、「声出し」役をする選手と他の選手が、自軍の勝敗を対象に現金のやりとりを繰り返していた。

 ▼小紙の報道で、初めて明るみに出た事実である。球団は昨秋に把握していながら、公表しなかった。ゼニはグラウンドに落ちていない。選手の間をぐるぐる回っていただけだった。お客さんが金を払っても惜しくないと思えるような、プレーをしてくれ。これが親分の真意である。「百万ドルの内野陣」の名言も生んでいる。今の巨人の選手は、そんなプライドとは無縁のようだ。いや、現金のやりとりは、他球団でも行われていたらしい。

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