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【主張】北ミサイルの脅威と国防 敵基地攻撃能力の保有検討を始めよ

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【主張】
北ミサイルの脅威と国防 敵基地攻撃能力の保有検討を始めよ

 北朝鮮の核・弾道ミサイルの脅威を眼前にし、日本の防衛には問題が山積していることに改めて気づかされる。

 ところが、国会では北の脅威に対処する防衛力について正面からの議論は聞かれず、衆参両院の抗議決議も防衛力強化に触れていない。認識の欠如に愕然(がくぜん)とする。

 最大の課題は、侵略国に対する抑止力が不十分なままになっている点にある。自衛隊に直接的な報復力を持たせようとしてこなかったことに起因している。

 一方的なミサイル攻撃を許す状態を放置していては国民の生命を守り抜けない。日本を狙う弾道ミサイルが存在する以上、発射基地を無力化する敵基地攻撃能力の保有につき検討を始めるべきだ。

 北朝鮮に対処するには同盟国米国との連携が欠かせないが、攻撃能力を米軍に頼り切り、自らの努力を棚上げしたままで、真の抑止力強化につながるだろうか。

 平成25年の防衛計画大綱には、「ミサイル発射手段への対応の在り方を検討し、必要な措置を講ずる」とある。敵基地攻撃能力について間接的に言及したが、具体的な検討段階には移っていない。

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