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【私の「反知性主義」的考察】「上から目線」で保守派に意趣返しするノンキな知識人たち 八木秀次(麗澤大教授)

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【私の「反知性主義」的考察】
「上から目線」で保守派に意趣返しするノンキな知識人たち 八木秀次(麗澤大教授)

 民主党政権で財務相を務めた国会議員OBが先日、ラジオ番組で、安倍政権が進める安保法制法案について「中国の軍事力に対抗して軍備を増強するのは反対。中国とは仲良くしなければ」と訴えていた。「私たちの時代は文革を経験していませんから論語は好きです。日本は昔から中国に多くのものを学んだ。奈良や京都の都を見てみなさい」「中国は私のことを大事にしてくれます。習近平国家主席にもお会いしました。果たして安倍さんは会えるんでしょうかね」--。

※この記事は月刊正論9月号から転載しました。

 言葉は正確ではないが、凡そこんな内容だ。

 一体、この老政治家は自分が何をしゃべっているのかわかっているのか。中国は今、南シナ海で次々と岩礁上に人工島を構築し、軍事施設にしようとしている。東シナ海の日中中間線上に海洋プラットホームを建設し、これまた軍事施設にする可能性が高まっている。そこにレーダー施設が設置されれば、南西諸島での米軍・自衛隊の動向は丸裸にされる。我が国の安全保障上の一大事だ。それに対する抑止力を強化すべく日米同盟を緊密にするのが安保法制の目的の一つなのだが、老政治家にはこれが理解できない。

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