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【主張】五輪準備の停滞 選手第一の大原則に返れ

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【主張】
五輪準備の停滞 選手第一の大原則に返れ

 2020年五輪・パラリンピックの東京開催が決定した2年前の沸き立つような興奮は、どこに消えてしまったのか。

 白紙撤回された新国立競技場の建設計画に続いて、大会公式エンブレムも取り下げられた。新国立もエンブレムも、いわば大会の顔である。前代未聞のごたごた続きにはさすがに嫌気がさす。

 五輪招致が成功したとき、多くの関係者は口々に、「大会まであと7年しかない」と準備期間の短さを訴えた。その貴重な2年間を浪費し、スタートラインを自ら下げてしまったようなものだ。

 新国立の建設計画を白紙撤回した際、安倍晋三首相は「五輪の主役は国民一人一人であり、アスリートの皆さんだ」と述べた。

 政府も新たな建設計画について「選手第一」を大前提とする基本方針を決定した。だが問題は、選手とは遠いところでばかり発生している。すべての関係者は猛省し、「選手第一」の大原則に立ち返ってほしい。

 新国立建設の事業主体となる日本スポーツ振興センター(JSC)は1日、設計と施工の両方を担う業者の公募を開始した。

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