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【オリンピズム】64年東京のいまを歩く(20)オリンピック讃歌は東京発 NHK交響楽団の演奏がIOC委員を魅了

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【オリンピズム】
64年東京のいまを歩く(20)オリンピック讃歌は東京発 NHK交響楽団の演奏がIOC委員を魅了

 あす9月2日は近代オリンピックの創始者、ピエール・ド・クーベルタンの命日にあたる。少しだけ、その死を書いておこう。

 彼は1937年、ジュネーブにあるラグルンジュ公園を散策中、ベンチで息を引き取る。74歳。晩年は家庭的に恵まれず、約170万フランともいう資産の大半をささげたオリンピック運動からも退いていた。事業失敗や金融恐慌も手伝い破産、まさに孤独死であった。

 クーベルタンがオリンピック・シンボルを考案したことはつとに知られる。左から青、黄、黒、緑、赤の順に連なる5つのリングは、たぶん世界中で最も知られたマークだろう。1914年の国際オリンピック委員会(IOC)創立20周年に合わせて制定、いまなお愛され、伝え継がれる。

古関裕而さんの英文サイン入りのオリンピック讃歌譜面表紙 (福島市・古関裕而記念館)

古関裕而さんの英文サイン入りのオリンピック讃歌譜面表紙 (福島市・古関裕而記念館)

 シンボルやエンブレムは愛される存在でありたい。

 開会式、シンボルが刺繍(ししゅう)されたオリンピック旗が入場、『オリンピック讃歌』が式典を盛り上げる。個人的には94年リレハンメル冬季大会のノルウェーの歌姫、シセル・シルシェブーの澄んだ歌声が忘れられない。

 『讃歌』は1896年第1回アテネ大会のため、ギリシャのコステス・パラマが詩作、スピロ・サマロが作曲した。譜面はしかし、大会後に消失していた。

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