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【主張】就活繰り下げ 学生の負担は減ったのか

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【主張】
就活繰り下げ 学生の負担は減ったのか

 今年から就職活動が見直され、来春卒業予定の大学生の選考開始が4月から8月に繰り下げられた。今月に入って面接を終えた大手企業などは内定を出している。

 就活の繰り下げは経団連の指針改定によるもので、学生の負担を軽減して勉学の時間を確保することが狙いだった。

 だが、成果は上がっていないどころか、正式選考の始まりが遅くなったのに実質的な採用活動は例年通りに行われ、就活期間がかえって長くなったとの指摘も多い。これでは本末転倒だ。

 経済界は大学とも連携し、指針を守らない企業名を公表するなど、実効性のある対策を検討すべきではないか。正直者が損をするような制度は許されない。

 経団連の改定指針によると、企業説明会の開始を大学3年の12月から3月に、面接など入社試験の解禁を4年生の4月から8月に繰り下げた。就活期間を短縮化し、学業に専念できる時間をなるべく多く持ってもらうためだ。政府も見直しを後押しした。

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