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【オリンピズム】64年東京のいまを歩く(14)早稲田大学記念会堂…思い出の会場を生かすべし

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【オリンピズム】
64年東京のいまを歩く(14)早稲田大学記念会堂…思い出の会場を生かすべし

 都の西北、新宿区戸山町。かまぼこ屋根で知られた早稲田大学記念会堂が建て替えられる。8月上旬からの取り壊しを前に、いま運動各部などによる「さよならイベント」が続く。

 OB、OGには懐かしい入学、卒業の式典会場である。個人的にはその昔、卓球部総監督、野村堯に体育実技の講義をうけた。サボり癖封じに、クラブの1学年先輩と相互監視しながら受講したことを思い出す。

 1964年、ここが世界の注目を浴びた。東京五輪フェンシング競技会場として男子6、女子2種目が実施されている。普及も限られていた日本が奮起、男子フルーレ団体で見事4位入賞を果たした会場である。

フェンシング・フルーレ団体3位決定戦でフランスに敗れ、4位に入賞した日本チーム=1964年10月16日、早稲田大学記念会堂

フェンシング・フルーレ団体3位決定戦でフランスに敗れ、4位に入賞した日本チーム=1964年10月16日、早稲田大学記念会堂

 壁面に当時の優勝者名を記した銘板が埋め込まれている。2014年10月、ハンガリー・オリンピック委員会一行がそこを訪れた。あの年、8種目中4種目に金メダルを獲得した大事な場所だった。

 思い出の多い建造物がまたひとつ姿を消す。創立75周年記念として1957年の完成だから、もう60年。話題の国立競技場同様、建て替え時なのだろう。

 「建物の強度問題もあって2012年あたりから話があった。20年東京大会の余波で物価上昇も考えられたが、大きな記念事業として踏み切った」

 早稲田大学キャンパス企画部企画・建設課の成田貴之に話を聞いた。1級建築士である成田は、新宿区の高さ制限を逆手にとった多機能型スポーツアリーナを手際良く説明していく。

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