産経ニュース

【主張】首相バンドン演説 「未来志向」を評価したい

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
首相バンドン演説 「未来志向」を評価したい

 未来に軸足を置いた訴えを評価したい。

 安倍晋三首相が、アジア・アフリカ(AA)会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議の演説で、戦後の日本のAA諸国との協力を振り返りつつ、今後も共に平和と繁栄を築いていく決意を表明した。

 首相は演説で、先の大戦への深い反省を表明し、そのうえで、1955年のバンドン会議での「先人の知恵」に言及した。「他国の内政に干渉しない」「侵略や武力行使で他国の領土保全や政治的独立を侵さない」などの「平和10原則」を念頭に置いたものだ。

 この日の演説は、今月末に予定されている米議会での演説、8月の戦後70年談話の前段と位置づけられる。

 今後の一連の演説、談話を通じて、日本が一貫して平和国家の道を歩んできたことや、将来も積極的に貢献していく決意を全世界に発信してほしい。

 「成長のパートナー」となるAA諸国との関係構築にいっそう努めることも求められよう。

 首相演説でもうひとつ重要だったのは、「強い者が弱い者を力で振り回すことはあってはならない。法の支配が、大小に関係なく国家の尊厳を守るということだ」と強調したことだ。

「ニュース」のランキング