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【オリンピズム】64年東京のいまを歩く(3)日本橋に青空を取り戻そう

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【オリンピズム】
64年東京のいまを歩く(3)日本橋に青空を取り戻そう

 東野圭吾の小説『麒麟の翼』に刺激されたか。再開発のテレビCMに触発されたか。上京した知人に日本橋案内を頼まれた。

 1911年完成の石造二連アーチ橋は99年、国の重要文化財に指定された。明治の建築家・妻木頼黄(つまき・よりなか)を装飾顧問に、麒麟像や東京都章を抱える獅子像など独特の意匠が凝らされている。

 「すごいね」。魅せられた知人は時間を忘れて立ち尽くす。そして「残念だ」と空を見上げた。首都高速道路が空を覆っていた。

日本橋の上空を覆う首都高速道路=東京都中央区

日本橋の上空を覆う首都高速道路=東京都中央区

 「日本橋に青空を!」

 「日本橋川に光を!」

 名橋「日本橋」保存会は貴重な橋を昔の姿によみがえらせる運動を続けている。昨年7月21日、1600人が集い汚れを拭う「橋洗い」を行った。それを機に署名活動も始め、今年3月末までに30万人もの賛同が得られた。

 「地域の旦那衆はじめ熱心に活動を続けており、全国の方たちからも支持されていることがうれしい」

 会長の中村胤夫を三越日本橋本店に訪ねた。長野県出身の中村は1961年に慶応義塾大学を卒業して三越(現・三越伊勢丹)に入社。代表取締役社長、会長を務めた。

 「いくつか支店はまわったが、40年以上は日本橋暮らし。ここが第二の故郷になった」

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