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【主張】パラオご訪問 歴史知り鎮魂へ繋げたい

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【主張】
パラオご訪問 歴史知り鎮魂へ繋げたい

 天皇、皇后両陛下が先の大戦の激戦地である西太平洋のパラオ共和国を訪問された。天皇陛下はこの地への慰霊の旅を強く望まれていた。戦後70年の節目に果たされたご意志を国民は深く受け止め、祖国を守るため戦地に赴いた戦没者に、鎮魂の思いを繋(つな)げたい。

 陛下は出発にあたり、パラオなどでの激しい戦闘に触れ、「太平洋に浮かぶ美しい島々で、このような悲しい歴史があったことを、私どもは決して忘れてはならない」と述べられた。

 国民の約8割を戦後生まれが占めるなか、両陛下のご訪問を機会に、こうした歴史を初めて知った人も多いのではないか。約3千キロ離れ、赤道に近いパラオは現在では航空機の直行便で4~5時間で行ける。若い人にはリゾート地の印象が強いかもしれない。

 第一次大戦後は日本が統治し、多くの日本人が暮らした歴史がある。先の大戦では日本軍守備隊と米軍の間で壮絶な戦闘が行われ、パラオでは日本軍の約1万6千人が戦死した。

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