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【北海道震度7地震】苫東厚真火力発電所の全面復旧は11月以降に 北海道電力

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【北海道震度7地震】
苫東厚真火力発電所の全面復旧は11月以降に 北海道電力

苫東厚真発電所の復旧が遅れることについて会見する北海道電力の阪井一郎副社長(左)と荒矢貴洋火力部長=11日、札幌市(杉浦美香撮影) 苫東厚真発電所の復旧が遅れることについて会見する北海道電力の阪井一郎副社長(左)と荒矢貴洋火力部長=11日、札幌市(杉浦美香撮影)

 北海道電力は11日、道内最大の火力発電所である苫東厚真火力発電所(厚真町、165万キロワット)の全面復旧見通しが11月以降になったことについて札幌市内の本店で緊急の記者会見を行った。阪井一郎副社長らは謝罪したうえで、「すべての損傷の確認を終えていないため(復旧)見通しがずれる可能性がある」として改めて2割の節電を求めた。

 阪井副社長によると、同発電所1号機の復旧見通しは9月末以降、2号基が10月中旬以降、4号基は11月以降になるという。

 当初、同発電所の再稼働を1週間としていたが、点検を進めると損傷箇所が増えたという。

 電力の積み増しについては、京極揚水発電所(京極町、2基計40万キロワット)を14日以降、順次動かす見通しになったことを明らかにしたが、石炭火力の奈井江発電所(奈井江町)は50年を超えており、「(供給態勢は)安心はできない」として電力需要が増える午前8時半~午後8時半の節電協力を求めた。

 道内は11日早朝は零下まで気温を下がる地域も。被害が大きかった厚真町も5・4度と今季1番の寒さになった。気温が下がると、電力需要も増えてくる。阪井副社長は「冬は通常でも厳しい。(電力の)需要と供給のバランスをみながら節電をお願いすることになる」と語った。

 10日の節電率は10%台半ばで目標の20%にとどかなかったが、11日午前から午後にかけ20%台を達成。しかし夕方になると(午後5時台)は14.9%になった。

 北海道電力は11日夜、12、13の両日の計画停電を行わないと発表した。

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