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電線大手のフジクラが品質不正 昨年末に把握も公表せず 電線など73品目

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電線大手のフジクラが品質不正 昨年末に把握も公表せず 電線など73品目

通信用ケーブルで検査数値の改ざんがあったフジクラ。記者会見する伊藤雅彦社長=31日午後、東京・蛎殻町のロイヤルパークホテル(酒巻俊介撮影) 通信用ケーブルで検査数値の改ざんがあったフジクラ。記者会見する伊藤雅彦社長=31日午後、東京・蛎殻町のロイヤルパークホテル(酒巻俊介撮影)

 電線大手のフジクラは31日、送配電用の電線や通信用ケーブルなど73品目で、検査数値を改竄(かいざん)するなどの品質不正があったと発表した。顧客と取り決めた検査を実施していなかった例もあり、昭和62年から行われていたという。同社は昨年12月に不正を把握していたにもかかわらず、これまで公表していなかった。

 東京都内で記者会見した伊藤雅彦社長は「お客さまをはじめ関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 不正は子会社6社を含む計10拠点で発覚。調査中の汎用(はんよう)品を除く供給先は66社に上るという。日本工業規格(JIS)に関する品質管理体制の変更手続きの不備も見つかった。

 安全性に関わる問題は今のところ見つかっていない。防衛省はフジクラから納入された配線ケーブルが海上自衛隊の艦艇に使われた可能性があると説明。東京電力ホールディングスは電線を送電設備や原子力を含む発電所で使っているという。

 フジクラは外部弁護士による調査を続け、年内に結果を公表する方針だ。不正が平成31年3月期連結業績に与える影響は不明としている。

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