産経ニュース

「ヒヤリハット」未共有が原因 群馬県立高のハンマー衝突死事故

ニュース 社会

記事詳細

更新


「ヒヤリハット」未共有が原因 群馬県立高のハンマー衝突死事故

報告書を提出後、会見を行う事故検証委の渡辺正樹委員長(中央)=30日、群馬県庁(住谷早紀撮影) 報告書を提出後、会見を行う事故検証委の渡辺正樹委員長(中央)=30日、群馬県庁(住谷早紀撮影)

 群馬県立藤岡中央高で昨年、サッカー部の男子生徒の頭に陸上競技用ハンマーが当たった死亡事故で、県教育委員会の事故検証委員会は30日、以前の「ヒヤリハット(ひやりとする体験)」事例が共有されなかったことやグラウンド使用のルールがなくハンマー投擲(とうてき)中にサッカー部が活動していたことなどが原因とする報告書をまとめた。委員長の渡辺正樹東京学芸大教授は記者会見し「問題点は今回の件特有のものではない。校内外で共有し、事故防止につなげるべきだ」と指摘した。

 報告書では、過去にもハンマーの投擲中にサッカー部員が近づき、陸上部員が回転動作に入ってから中断するなどのヒヤリハットが共有されず対策が取られなかったことや、事故当日に陸上部の顧問が投擲練習に立ち会っていなかった点を問題視。再発防止に向け、グラウンドの使用時間を分け、投擲練習中は明確に立ち入り禁止と示すことなどを提言した。

「ニュース」のランキング